どうなる?! 松江駅前 大規模再開発は必要か
８月26日上定昭仁市長は市議会全員協議会において、ＪＲ松江駅前の再整備について昨年12月に立ち上げた「松江駅前デザイン会議」の４回の会合でまとめたデザイン案を報告しました。
松江駅前デザイン会議（田部長右衛門会長）は松江市と松江商工会議所が共同で、中長期的な視点から松江駅前のあるべき姿を検討するとして、㈱日本総合研究所の藻谷浩介氏をアドバイザーに12名の委員で４回の会合を行いました。この案について９月２日から17日まで意見募集しています。その後この案を含む中心市街地活性化計画について年度末に内閣府の認定を受けたいとしています。
上定市長は、松江テルサの建物を撤去し、機能を一畑跡地に民間が建設する複合施設に移し、駅前地下駐車場の廃止も盛り込んだと発表しました。市民への説明資料にはそういった前提の明記はありません。これまでの市議会への説明では、「特定の建物について検討するものではない」と議員からの質疑に執行部は答弁してきました。
そこで私は「テルサの撤去が突然出てきた。テルサの撤去が前提の案を市民に示すのならば、まずはテルサの現状や評価について資料を示し話し合う必要があるのでは。この案で市民に意見募集するのは拙速」など具体的な中身や資料の必要性を問いました。上定市長は「テルサは築24年で、雨漏りの改修に修繕費として年間４～５千万円を支出している」等と答弁。テルサのあまりに早い老朽化も疑問です。
松江市議会議員 たちばなふみ
（「新しい松江」2024年9月15日 より）
|
